とても大事にされてるのでしょうか、外観も内部も状態が素晴らしいF43V。
これからも長く使いたい、とのことでオーバーホール作業をご依頼頂きました。
インジケーターが少しズレてても。
コムキャップが回ってスケグがよそ向いてても。
オーバーホールすることで正しく適切に組み付けします。
今回のF43Vのような無段階変速モデルで必ず行う作業がこちら。
アナログ無段階ならデュラアンプモジュール、デジタル無段階ならSEモジュールと呼ばれる回路部品に設けられる、放熱のためのアルミ板への放熱用のシリコングリスの塗り直しです。
アルミ板部分はコムキャップ内に密着するように組まれますが、目に見えないレベルでの表面の凹凸、でこぼこで接する面積が小さくならないため、放熱用シリコングリスを塗布して組み付けします。
ここで大事になるのが、シリコングリスの塗布量です。
最低限の量が最も放熱効率がよくなります。
塗らないのはもちろんダメ、塗りすぎても放熱を阻害しますので、写真のようにうっすら、指先で塗り広げて組まないとダメです。
シリコングリスは古くなったり、発熱で劣化し、放熱の邪魔になってきますので、定期的なオーバーホールでシリコングリスも新しいしなければ、熱によりモジュールの回路を壊す原因となります。
基板もない、デュラアンプモジュールもない、ブラシカードもない、という厳しい現実のアナログ無段階も、丁寧に使ってオーバーホールを行えば、まだまだ現役で使えますよ。
■■■ 冬季オフシーズン中のオーバーホール点検いかがでしょうか ■■■
エレキを使用しないオフシーズンに愛機のOH点検をおすすめします
一般のサンデーアングラーの方で二年に一回、使用頻度の多い方で一年に一回、
完全分解によるフルメニューでの点検、部品交換が必要であると考えます
作業費用はメーカー、モデル、ハンドコンorフットコンで違いますが、
一般のフットコンエレキで22000円~25200円税別、ハンドコンで16000円税別~となっております
費用には、エレキすべての部位に渡る分解、内部点検、一部洗浄と、最大で合計11点の
消耗部品類の部品代金込みでこのような価格設定にて作業を承っております
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こちらに昨年アップした当店のOH作業内容を詳しく紹介しておりますのでご覧ください
エレキのOH作業 その1
エレキのOH作業 その2
エレキのOH作業 その3