今日の作業 2007.1.19

ミンコタ マクサム55のオーバーホール、点検
かなり酷使されたモノのようで、モーター部を開けるとブラシホルダーを
固定する2本のトルクスの内1本が折れてしまっておりました。
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かなり細いボルトなのですが、浸水から錆びて折れ込んだ模様。
奥まった所にあるため、ボルト抜きを諦めてハウジングのコーン部ごと
新しいものへ交換にて対処させて頂きました。
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マクサム70、65、55以下のミンコタモデルについては浸水がしやすい
ように思います。また浸水した場合の被害もモーターガイドなどに比較して
大きくなりますね。

今回のエレキもブラシが若干磨耗気味だったので交換し、ブラシへの
接続端子も新たに作成し直ししました。
さらにハウジングの防水目的である、Oリング、ガスケット、オイルシール、
スルーボルトシールを全て交換し来年に備えました。
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モーターガイドTR82 シャフトカット
定番のショートシャフト加工、TR、TEなどのツアーシリーズとハンドコンは
シャフトを物理的に切断してのカット加工が可能です。
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FWやEF、Fなどのシングルワイヤーのラック方式のフットコンの場合、
ヘッドカバー内部にてピニオンギアがシャフトの頭へねじ込んで固定を
行いますのでカットするとねじ込みができなくなります。

よくお問い合わせを頂くのですが
「FW等もカット(切断)して短くしたい」
ピニオンギアをシャフトの頭へねじ込むことで、ステアリングのテンション、
重さを調整することも兼ねてます。
TRなどのようにピニオン側のねじ山を削り落として、カットしたシャフトの
頭へかぶせてサイドからリベットで固定という方法だとステアリングの
テンション調節が一切できず、ユルユルになっていることが多くとても
危険だと思います。
実際、私どもへ修理依頼など頂いた個体でも、上記のような間違った作業
の結果、インナーシャフトとアウターチューブとのアソビが極端にあったり
ステアリングがあまりに軽いので調整して欲しい、と言う方もおられました。

ちなみにTRなどのツアーモデルの場合はペダル側にてワイヤーのテンション
調整できるナットがあり、ここで調整が可能です。

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