デジタル?アナログ?

こんにちは。
しばらく忙しかったもので、↓の重~い話で更新が滞ってしまいました。。。

今日は、よくある「間違った」質問について。

修理等の問い合わせでよく、
「モーターガイドのSF300Vデジタル無段なんですが…」
とか
「FW54のアナログ五段変速モデルで…」
とか
「五段変速モデルの基板破損で…」
記載されたメールを頂くことがあります。

どうやら、モーターガイド製のエレキは、
無段変速 → デジタルモデル
五段変速 → アナログモデル

という勘違いをされてるようです。

モーターガイドの無段変速モデルには旧型のアナログ無段モデルと、
現行のデジタル無段モデルとがあります。

基本的にですがモデルで言いますと、
SF300V、350V、F43V、52V、ツアーTE782V、780V、771V、7107Vなど
→ アナログ

FW54V、ツアーTR82V、109Vなど
→ デジタル

となりますが、一部初期ロットのFW54VやTR82にはアナログ無段モデルも存在します。

デジタルなのかアナログなのか、使う時には全く関係ないのですが
万一修理などが必要になり問い合わせ頂く際にはどちらなのかで大きく
変わってきますので知っておいて損はないと思います。

ご存知の通り、アナログ無段モデルにはヘッド部に基板、モーター内部に
モジュール基板がそれぞれ配置してあり、これらが破損しての故障は
非常に多くあるのですが、これらのパーツはすでにメーカーでの生産が
終わっており、私どもでももう在庫はございません。
現行のデジタル無段モデルと同じパーツ構成へ大きく変更しての修理となり
費用的にもかなりの負担となる修理作業となります。

話が逸れてしまいましたが、ちなみに五段変速モデルにはこれらの基板等の
仕組みはなく、アナログもデジタルもございません、ただの五段変速です。
もちろん石やコンデンサなどの電子部品が乗った基板などのパーツは組まれてません。

最後に旧アナログ無段のエレキと現行デジタル無段のエレキの外見上の
判りやすい見分け方です。
ペラを外してモーター部を正面から見てます。

↓アナログ無段
071102ana.jpg

正面から見て、六角のボルトが時計の2時、3時、9時、10時の位置にあります。
赤丸はモーターハウジングを固定している長いスルーボルトで
青丸はこの裏面に設置されてるデュラアンプモジュールの固定ボルトです。

↓続いてデジタル無段071102degi.jpg

正面から見て、3時と9時の位置に六角のスルーボルト、4時と10時の位置に
青丸のトルクスの頭が見えます。

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