今日の作業 08.03.25 ミンコタRT55AP修理

■ミンコタRT55AP 変速不良修理
ステアリング動作、APモードは正常、しかしモーターの回転が常時全開…
使い物になりませんこれじゃ。

お客様からはバッテリーへの配線をプラスマイナス逆に繋いでからおかしく
なってるとのことで、残念ながら基板関係の電子部品の内部破損が原因で
あることが予想されました。

一応ヘッド部APコンパスボードをテスト用のものへ仮配線して動作確認
残念ながら動作に改善はなし
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じゃこっちかな?
メインのコントロールボードユニットです、配線も沢山ありますから
交換するのも一苦労です。
古いボードを下ろして新しいボードで仮配線して動作チェックしますと
難なく動作が復活、ここみたいですね。
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で今回のエレキ、純正のハンドコントローラーをボードからの配線に直結
してご利用になっていたようでコネクタは使ってませんでした。

標準のフットペダルやハンドリモコンを接続するコネクタは便利なのですが
どうしても塩害から接触不良になり動作不具合の原因になりやすいです。
今回はメインコントロールボードの収まる中から直結です。

ここからが当店の仕事です、ボードの交換は部品さえあればドコのダレでも
簡単にできますが壊れにくい、使いやすい作業を当店は行います。

リモコンの信号線はこんなにあります。
今回は信号線が細いのと、ベイボートでしかもガイド艇ということで
使用頻度、使用環境がハードであると想定し、まずハンダ付けします。
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次にショートしないようカバー付きの圧着端子で圧着し確実に接続と絶縁。
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さらに海水での使用が前提ですから塩害対策は必須です。
カバーの上からさらにシュリンクチューブでカバーをして
サビなどからのトラブルを回避します。
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よく見ていただければ判りますが、他の端子などもすべてシュリンクチューブで
保護して塩害対策を実施します。
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ミンコタのパーツ交換マニュアルにはソルトウォーターモデルはすべて
シュリンクチューブでの端子保護が必須と指定になってます。

配線はただ繋げばよいのではありません。
必要に応じた接続方法、圧着端子サイズ、ハンダ付け…適材適所が大事です。

そして最後は基本中の基本、ここのお掃除です。
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皆さん、ペラは外してますか?

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