109化改造&オーバーホール その1

今回はお持ちのTRツアー82ポンドを109化する改造とオーバーホール、そしてショートシャフト化改造など、たくさんの作業をご依頼頂きました

数回にわけてその内容を掲載致します

109にするということでまずは何よりモーター部を分解

ブラシハーネスはもんだいないのですが、SEモジュールに信号を送るハーネスが一部焼損しかけております

このハーネスは内部が三芯の細い信号線となっており、内2本が変速制御用のラインとなっており、片方でも断線するとエレキは一切の動作をしなくなります

またブラシリードも焼損しており本来持つスピードが出せない状態と判断、ブラシカードASSYの交換も必要な状況です

新品のブラシと比較すれば一目瞭然
今回のエレキのような、ブラシ直前まで標準よりも太いケーブルに交換してある改造品の場合、ブラシリードの焼損が比較的多くあります

理由としては、バッテリーからブラシの直前までケーブルが太く、通電効率がよいのは間違いないのですが、ブラシと太いケーブルの間にわずか数センチ分、標準のままの細いブラシリードがあり、このわずかな長さで急激に通電ロスが起き、行き場を失った電気が発熱によりロスしているのではないかと思います

その他の事情もあって、今回はお客様には説明の上、モーター~ヘッド間は標準のブラシハーネスへ交換、もちろん焼損のあったSEハーネスも新品交換いたしました

こんなハーネス類も、当店のような専門店なら在庫があるので、お客様をお待たせすることもございません

オーバーホール作業のついでに解る、突発的なトラブルにも、当店なら速やかに対応できますよ