rod&reel 3月号 当店監修記事が掲載されております

遅くなりましたが、1月26日発売のロッド&リール3月号

先月号に引き続き、当店監修の冬場のエレキメンテナンスティップが掲載されてます
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シーズン中はなかなか深堀してまでの作業は難しい方も、冬場のシーズン
オフの間であればじっくり手間暇時間をかけてあげることが可能な方も多いはず

またご自身で作業ができないような方でも、簡単な調整やグリスアップ
くらいから手をかけてあげることはできるようにと記事をなりました
簡単な調整をしてあげるだけで格段に使いやすくなるケースもありますし
調整が不十分なことが原因で、水の上でトラブルに遭遇することもあります

当店へ冬場のOH点検作業をご用命いただくことが多い時期ですので
当店で具体的にどういった作業をし、どういった費用になるか
代表的な例ではありますが、費用まで掲載をしております

最後によく「チューニング」という単語を使いますが、正しく使われてる
事が少ないように思う、間違った用法の多い単語のひとつです

上にあります「調整」が本来の意味での「チューニング」であり
その機器の持つ元々のスペック以上の改造を意味することではありません
ラジオのチューニング、ギターのチューニングなんかですよね
どちらも調整してるだけです

ストック以上の改造を意味するのは「チューンナップ(チューン・アップ)」
であり、これらの単語が混同されて使われてますよね

当店ではどちらかと言えば、チューニングの方を重視してます
チューンナップは本来以上の能力を発揮させるための改造ですから
何かしら犠牲になる部分があることが多いためです

バイクや自動車のレース仕様にチューンナップされた物など明白ですが
あるシーンでは圧倒的に能力を発揮しますが、それがどんな場面でも同じ
結果を出すか、使いやすい乗り物なのか、壊れにくいのか、当たり前ですが
これらが犠牲になってることがほとんどです

チューンナップとそれらコンフォータブル(使いやすさ、快適性)は
必ず相反するもので、それらが両立するということは原則ありえないのです

当店では「ある場面」でのみ人より能力を発揮するエレキよりも
そういったスペシャルなエレキよりも能力は若干は劣るけれども
「より多くの場面で」快適に長く使え、壊れにくいエレキを加工する
ことに重点を置いて作業をしております