今日の作業 07.11.05 マクサム44→70ポンドチューン

■マクサム44→マクサム70化チューン
元々12Vのマクサム44を、ボート買い替えで24Vのマクサム70へ
改造依頼を頂いた作業です。

マクサム44や55と、ひとつ上のマクサム70とでは、共通パーツが多くあり
部分的な部品交換で比較的簡単に改造が行えます。

…とは言ってもマクサムの場合、無段変速モデルですので変速制御を行う
コントロールボード(いわゆる基板)が12Vと24Vで別部品です。
よってコレの交換が必須となるのですが、なにせ基板は部品代が高い…

ですので元々マクサム44等お使いで、故障して修理をするついでに
どうせなら24V70ポンドにしてしまう、という考え方の方が良いと思います。

こちらが新しく載せ換える24Vコントロールボートキット。
基板だけではなく、色々と部品交換が必要です。

基板交換ですのでマクサムの場合はペダル裏からアクセスしての作業です。
基板、基板からつながる変速コントロールボリュームスイッチや
マイクロスイッチなども一切合切、降ろしてしまいます。



右の方が取り外した古い基板類、左の袋入りの方が新しい24V基板キットです。

基板の新旧の違いですが、見た目あんまり変化はないですが
よく見ると左の新しい方は基板への入出力ラインの端子がそれぞれ2個ずつで
後は信号を拾う細い線だけです。
右の古い方と比較するとシンプル化されてるのが判ると思います。

新型のデジタルマキシマイザー基板への変更で、故障の多かった
マイクロスイッチは使われなくなりました。


写真のマグネットで、基板のリレーを直接コントロールするようになってます。

スイッチプレートも新しいマグネット式に交換となります。
このマグネット同士が接近することで、リレーをONにするのです。

あと、ここもマクサムの超ウィークポイントだったところ。
若干ですが強化されてるように思います。
古いタイプのように、エポで固めただけだとペダルの踏み角度で線が引かれて
断線しやすかった部分です。


ペダルの踏み角度によってエレキの動作に良不良が出るような場合、たいてい
ココの断線が原因です。

モーター部も70ポンド用に交換、若干ですが長さが長くなります。
ペラはマチェットⅢハードをミンコタ用に加工して専用のオリジナルキットを
使って取り付けとなります。

総額で86000円の作業費用となりました。
内、約半分が基板キット代金です…もっと安く作業できればなあ…

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