ミンコタ コントロール基板断線修理 ハンドコンのケース

先日案内しました、ミンコタ コントロール基板断線修理ですが、多くはフットコンの旧型マキシマイザーモデルで発生する、ミンコタあるあるトラブルのひとつ

理由は断線する箇所がフットペダル内にあること
ペダルが常に動くことで、断線するハーネスが押し引きされることがその大きな原因であると思われます

今回は同じ無段階モデルのハンドコン
全く動かなかったのですが、フットの場合と同じく、コントロール基板と青いボリュームスイッチをつなぐハーネスが、青いボリュームスイッチの付け根で断線してました

とりあえず基板を下ろしてハーネス途中で迷うことなくカッティング

前回のフットコンの時は旧型マキシマイザーでしたが、なんと今回のは現行デジタルマキシマイザーモデル
青いボリュームスイッチの付け根にある、3本の端子を覆う部分が強化対策されてます

通常、このタイプは断線によるトラブルになることはないのですが、ハンドコンの場合、スロットルバー内部にある、この青いボリュームスイッチとヘッド側にある基板とつなくハーネスがスロットルの上下稼働部にあることで、チルト動作の際にハーネスが押し引きされたとことが断線の原因かと思われます

ボリュームスイッチの付け根をあらゆる手段でほじくり出します
時に大胆に、時に繊細に

あとはフットコンの時と同じく、新たなハーネスを用いてバイパス
最終的に樹脂で硬めて仕上げます

ちなみにメーカーもこの手のトラブルは把握してるのか、最新のパーツは白いフレキシブルハーネスではなく、上の写真のような単純な細い配線3本に変わってます

断線による変速不良、動作不良でお困りの場合、メーカー指定の修理ではコントロール基板ASSYでの高額な部品交換となりますが、工夫すれば低コストで「修理」が可能です