一番時間がかかりましたが、ついにトマトが収穫できました
味は正に完熟トマト!
私は子供の頃、トマトが大嫌いで母親からムリヤリ食べさせられたんです
忘れもしない小学校五年のある日
輪切りにしたトマトでさえ口にできないのに、なんとまるごと一個、トマトが給食に出ました
あり得ないそのメニューにたじろぐ私と同じく、動揺を隠せない級友が一人、比較的仲のよい辻本君でした
お互い目を見れば理解できました、そしてそこから終わりのない戦いが始まりました
今の小学校ではないでしょうが、当時は出された給食は好き嫌いに関係なく、完食するのが鉄の掟
給食タイムを終え、掃除タイムにまで嫌いなメニューを持ち越し格闘する級友を目にするのが日常でしたが、まさか自分がそうなるとは…
トマト一個丸ごとって、どんな手抜きメニューやねん!と子供心に給食のおばちゃんに毒付きながら、ふと窓の向こうに見えた学校のプール
すでに掃除タイムも進んで土俵際に追い詰められた二人
後のない二人にもはや言葉はいりませんでした
四階の校舎から窓の向こうのプールめがけ、赤い大きなトマトは空を舞いました
今でもトマトを見ると思い出す夏の思い出です
そんな暗い過去のある私でも旨い!と思った自家栽培トマト
なんか野菜っていうより、果物って感じでした
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