ミンコタの44ポンド以上のクラスになると、モーター部の重量が大きいため
エレキの各部に負担がかかってきます
写真はシャフトのヘッド側終端、ピニオンギアという部品をシャフトに
差し込んでサイドから皿ビスで固定してるんですが、よ~く見ると・・・
ビス穴から端に向かって、亀裂が走ってますよね
実は写真ではわかりませんが、裏側のビス穴、さらにその周囲と合計で4本
同様の亀裂が走っていて非常に危険な状態でした
重たいモーターをピニオンギアで支えてます
ピニオンギアはシャフトに差込され、小さな皿ビスで留まってるだけ
負担に耐えかねるとこのようにシャフトが割れたり、ビスが飛んで
どこか行方不明になったり、ロクなことがないのがこのタイプです
当店のブログでも何度か掲載しましたが、現行の80ポンドクラス以上になると
こういった対策型のパーツに仕様変更されております
ビスを直接シャフトに打たず、アルミのカラーを介して固定され、
さらにビス自体の数も2本から4本へ増強されてます
今回のエレキはマクサム55、当初はOH点検ということでお預かりでしたが
点検の結果この部分に亀裂があったり、ビスが緩んでたりすることは
非常に多くあります
今回はお客様に現状のご報告、今後の相談の上、写真の対策型パーツへの
変更で今後も安心してお使い頂ける強化仕様!にて作業させて頂きました
OH点検はふだん目に付かない部分まで丸裸にして作業を進めます
よってエレキを釣り場で使ってる際には気付かないような危険箇所も
事前に発見する事が可能ですし、今回のように早期に発見することで
貴重な休日を棒に振るようなこともなくなります
オフシーズンのエレキを使用する機会がない今、こういった特殊で
イレギュラーなケースでも「多くの部品を在庫し、速やかに作業ができる」
ぜひ当店のOH点検をおすすめします
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