ツアーTE780Vオーバーホール点検 その3

先日のツアーTE780VのOH点検作業の続きです
今回特に作業内容に指示はなく、エレキ全体でのOH点検とのことで
作業を承りましたので当然モーター内部についても作業を行います

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写真はアナログ無段モデルのデュラアンプモジュールとブラシカードASSY
デュラアンプモジュールから熱をモーターハウジングへ逃す放熱面に
シリコングリスが塗布されてますが、古くなってくると硬化、劣化して
効果が薄れてきますので当店では必ず新しいグリスへ塗布し直しします

シリコングリスはたくさん塗布しなくて良いです

その代わり、
「薄く均一に」
「しっかり伸ばして」

そして
「コムキャップにデュラアンプモジュール放熱面をしっかりと密着」
させる必要があります

タップリ塗ると、放熱効果は逆に落ちてしまいます
ちなみに今回のアナログ無段のエレキは上の写真にあるように
デュラアンプモジュールで、現行のデジタル無段モデルはSEモジュール
となっており、デジタル無段のSEモジュールの放熱面が倍以上に広く
より熱対策を考慮した、というところでしょうか

そしてヘッドカバーベースとアウターチューブの固定のリベット
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リベットが緩んでカタカタと遊んでしまってましたので
新しいリベットに3本とも打ち直ししております
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現行みたいにイモネジ固定の方が再固定がラクでいいかも、ですね

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