こんな商品いかがでしょう?

前々回に紹介しました、ミンコタRT55AP/PDの60インチシャフト仕様ですが
元々付いてる48インチのシャフトを取り外して、新しく60インチシャフトに
交換するっていう作業となります。

古いシャフトを再利用してどーたら…ということを質問頂いたんですが
以前にも書きましたとおり、MGと同じくモーター側へはねじ込みされてる
わけですが、素材が樹脂製ということで接着剤で固定されてます。

よってシャフトを外した段階で、ねじ山部分がこんな感じになっちゃいます。
071010MK02.jpg

再利用なんてとてもムリです。

ちなみに新しいシャフトのねじ山のアップ
071010MK01.jpg

絶対にムリってのがご理解頂けましたでしょうか?
希望されるのであれば、エレキと一緒に返却させて頂きますが、
再利用や転売などが可能と思われるMGのステンレスシャフトや
修理の際に交換した部品は全てお客様へ返却させて頂いております
が、
今回のような再利用できない上に長モノであるミンコタのシャフトは
お返ししてもお客様にて処分にお困りになると思いますので勝手ながら
私どもにて処分させて頂いております。

あ、もちろん希望があればお返ししますので…
最後に48インチ→60インチへ変更した場合、こんだけヘッド側に
伸びることになります。
071010MK03.jpg

■入荷情報 番外編

デュアルプロ オンボードチャージャー
071010dualpro00.jpg

071010dualpro01.jpg

「オンボードチャージャーって何やねん??」

ボート内に取り付ける、据え置き型のバッテリー充電器です。
大きなバスボートとかのバッテリーストレージ壁面に取り付けされてるのを
よく見る、アレです。

要するにボートを自宅保管される環境がある方には大変ありがたい代物で
このチャージャーから出力されるリード線を常時バッテリーの端子へ接続
しておけば、バッテリーをボートから降ろすことなく、家庭用の100Vの
延長コードをボートまで引いてくればこのチャージャーのコンセントを
繋ぐだけでバッテリーを充電してくれるという代物です。

今回取ったオンボードチャージャーは2バンクと言って、バッテリー2台を
同時に充電できるもので、1バンク~4バンクまでさまざまなタイプがあります。

アメリカでは普通に扱われてる商品のようですが、日本ではあまり馴染みがない
このオンボードチャージャー、理由のひとつとしては日本とアメリカの
使用電圧の違いがあります。

US  → 120V
日本 → 100V

ですので、オンボードチャージャーをそのまま日本の100Vコンセントに
繋いでも残念ながらほとんど充電できません。
日本で使うためには100Vを120Vへ昇圧する変圧器を間に介して
使わなければフルに充電できないのです。

今回、製品の動作確認の意味も含めて自分のバッテリーで色々試した結果
結論が出たと思うのですが、チャージャーからバッテリーへ流れる電流量が
100Vそのままの時と変圧器を介して120Vへ昇圧した時では全然違ってました。
機会があればこの辺りの話も紹介したいのですが、間違いないと思います。

一部のコアな人達の話の中では、120Vでも100Vでも同じようにバッテリーを
充電できるから問題ない!なんて事を聞きますが、少なくとも今回
私どもが試しました内容からは、とてもとても…
たぶんバッテリー容量の半分も入らないのではないでしょうか。
もちろん、昇圧器を使って120Vに変換してオンボードチャージャーを
使えば普通のチャージャーのようにしっかりと充電が行えることも
今回確認済みです。

オンボードチャージャーは何もバスボートオーナーだけでモノではありません。
むしろ日本でバスボートを自宅保管なんかできる方って極々少数ですよね。
でもサウザーやステーサー400や420クラスの中サイズ艇なら
自宅ガレージで保管なさってる方は多いのではないでしょうか。

夜遅く釣りから帰って、ボートからバッテリーを何台も降ろして自宅内に
持って入って…よりも、自宅から延長コードだけ引っ張ってきて
チャージャーに繋ぐだけ、って方がカッコイイし楽チンですね。

アメリカではいろんなメーカーのオンボードチャージャーが販売
されており値段や性能も色々あるようです、今後調査する予定です。

早い話、こんな商品もご相談(販売)に乗りますよ、ってことです。
アメリカで販売されてるボート関係のエレクトロニクス系商品だったら
たいてい何でもイケますよ。

未分類
この記事を気に入ったらシェアしよう
Follow on our SNS! エレキの修理屋さんをフォローする
修理屋さんの日々の戯言

コメント