今日の作業 マクサム80カット加工その2

週末をはさみましたが、前回のブログの続きです。

マウントの加工作業の次はシャフトカットです。
ヘッドを分解して、インナーシャフトとアウターチューブの間にある
ベアリングカラーをモーター側へずらすことで、ヘッド側の作業が
可能になります。
おっとベアリングとベアリングレースが新型になってる。
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シャフトトップ部へピニオンギアが差し込まれ、サイドから4本の皿ビスで
固定されてるのがわかると思いますが、これは新型タイプの方式。
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旧型はたった2本の皿ビスをシャフトに直接固定してます。
旧型、特に24V以上の大型モデルはモーター部の重量にビス固定部分が
負けてしまい、シャフト割れ、ビスの脱落、結果としてモーター部が
シャフトごとズコッと抜け落ちてしまうトラブルが非常に多いです。

新型は4本の皿ビス、さらに柔らかく破損しやすいミンコタのシャフトを
保護するため金属製のカラーを間に挟む仕組みへ変更されてます。

ちなみに一枚目の写真のベアリングレースも旧型は潰れてシャフトに
対して垂直に金属面が立つようになってしまい、シャフト折れの
原因となることが多かったのですが、新型はそういった心配が
なさそうです。

シャフトは切断してピニオンギアが収まる範囲を加工します。
あとは4つの皿ビスの穴を開ける作業です。位置が狂うと取り返しが
付かない作業になりますので、慎重に作業します…が、作業はばっちり
なのに、写真のピントが…

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仮組みして間違いないか確認です。
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ちなみに、シャフトカットはシャフト内部を通る配線などを保護する
目的で、必ずモーター部を分解して配線を抜き取った状態で行ってます。
ミンコタは無理ですが、MGなら横着してシャフト内部に配線を残したまま
作業を行うことも可能は可能なのですが、万一を考えて絶対に配線に
傷をつけないよう、「急がば回れ」で作業しております。

モーター(アーマーチュア)です。ミンコタの80ポンド、でかい!

比較のドライバーですが、小さいのではなく、普通のレギュラーのですよ。
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以前のブログで訂正しましたベアリングです。
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この新型には付いてますね。古いマクサム74とかには付いてないのが
ありますのでまた追って紹介したいと思います。

シャフトの加工が済んだらモーター部から組み上げます。
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新型のベアリングとレースです。
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アウターチューブも切断、加工して組み付けて完成です。
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コレだけの作業で約半日の作業時間となります、はあ~疲れた!

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