ガーミンGPS魚探 各モデルの特徴 その1

遅ればせながら取り扱いをスタートしましたガーミンGPS魚探。
ここ数日は毎日ガーミンのお勉強ばかりです。

たぶん、ガーミンが気になっているお客さんの多くがそのモデルの多さ、細分化されていることでモデルごとの違いについて「わかりづらさ」を感じているのではないかと思います。
実は私もその一人です。なので今回は自分用のメモとして今まで調べた内容で各モデルごとの特徴やおすすめとなるフィールド、シチュエーションを記載しようと思います。


今日現在販売されてますガーミンGPS魚探はこちらの4シリーズ、各画面サイズとなります。

GPSMAP ジーピーエスマップ 7、8、10、12、16インチ
AQUAMAP アクアマップ 8、10、12インチ
ECHOMAP Plus エコーマップ プラス 4、6、7、9インチ
STRIKER Plus  ストライカー プラス 5、7、9インチ

一番上のGSPMAPが機能、性能が良くて価格も高いということになり、一番下のSTRIKER Plusが安価ということになり、それぞれにタッチパネル液晶モデル、キーパッド式モデル、魚探機能がなくGPSプロッター専用モデルなど細かく分かれております。
この内、AQUAMAPシリーズについては機能、性能からおそらくセーリングヨットなどのマリン用と思われますので、当店の主なお客様であるフィッシング用ではないと思いますので省略します。

今回はフラッグシップモデルとも思えるGPSMAPシリーズを紹介いたします。

ローランスで言う、HDSシリーズなのでしょうか。バス釣りで使えるモデルとしてはガーミンGPS魚探の中でも最も上位に位置するモデルのようです。
GPSMAPシリーズの中でも画面サイズ以外に、タッチパネルモデル、タッチではないキーパッドモデル、GPS機能はあるものの魚探機能が内蔵されておらず、外付けで振動子ユニットを介して今話題となってますライブスコープ専用モニターとして使えるタイプなど細分化されてモデルがあります。
もちろんいずれのモデルでもライブスコープ振動子を接続してお使いになることができますし、GPSプロッター専用モデルを除いて、レンタルローボートユーザーには最適となるたった一つの振動子で、2Dチャープ/ダウン/サイドをすべて表示させることができるオールインワンタイプです。

■GPSMAP 7400シリーズ

GPSMAP74logo.jpg

デュアルコアプロセッサー、マルチタッチスクリーン(タッチパネル液晶)、自動等深線作図機能のクイックドローコンターズ、一つの振動子でチャープ2D/ダウン/サイドを使用する魚探機能、豊富なネットワークに対応したオールインワンモデル。
バスボートで前後に複数台ネットワークして使い、2D/サイド/ダウンビューやGPSチャート画面も使いたい、というユーザーに人気のあるモデルのようです。
もちろん話題となってますライブスコープ振動子も接続できます。
従来の他メーカーモデルだと、バスボートのコンソールで2つの振動子を取付するのにYケーブルなどを介して接続する必要があったのが、このモデルだと振動子の入力ポートが最初から2つあるそうで、1つはインナーハル、もう1つはサイド/ダウンビュー振動子を外付け、ということができるそうです。

7インチモデル 199000円税別
8インチモデル 239000円税別
10インチモデル 379000円税別
12インチモデル 599000円税別
16インチモデル 929000円税別

いずれも振動子別売り

ガーミンのサポートプロなどのボートでは、前後このモデルの中で8インチ、10インチの組み合わせでリギングされていることが多いようです。
この二台で振動子を除いても618000円税別。8インチ、10インチの最上位高性能タッチパネルモデルでこの価格、現実的ではないかと思います。
現在の魚探で行える一通りのことができ、機能、ネットワークも充実、最新のこと、例えばライブスコープなども対応しているモデルのようですので、バスボートに前後複数台でネットワークして、振動子、周辺機器も増設を考えるのであればこのモデルのようです。

■GPSMAP 1222/1022シリーズ

GPSMAP0022logo.jpg

こちらも7400シリーズと基本性能として同じデュアルコアプロセッサー搭載の上位モデルですが、マルチタッチスクリーンモデルとキーパッドモデル、そして魚探機能が内蔵されていないGPSプロッターモデルとがあります。
キーパッドモデルはキーボタンだけではなく多機能コントロールノブとキー操作を組み合わせることでタッチパネルモデルにも劣らない操作性があるそうです。
ジョグダイヤルみたいなものなのかな?

ライブスコープにはGPS MAP1222xsvな理由 魚探の選び方。
武田栄喜バスフィッシングサービス 武田プロのブログより

ハード面の性能は7400シリーズと同じデュアルコアでおそらく動きの速度は安定しているものと思われますが、ネットワークポートなど若干ですが7400シリーズより簡素化されているようです。
その分価格も抑えめ。GPSプロッターモデルはさらにお値打ちですが、話題のライブスコープ専用モニターとしての用途があるそうです。

タッチモデル
12インチ 459000円税別

多機能コントロールノブ キーパッドモデル
10インチモデル 239000円税別
12インチモデル 349000円税別

GPSプロッターモデル(振動子回路なし、ライブスコープモニター用など)
10インチモデル 199000円税別
12インチモデル 319000円税別

いずれも振動子別売り

タッチパネルにこだわらないのであれば10インチで239000円税別は驚き。レンタルローボートユースであればGT52HW-TMオールインワン振動子が40000円税別、振動子サイドマウントポールが15000円税別、合計294000円税別で高性能ハイエンドクラスの10インチモデルが運用できます。
あとはコントロールノブがどの程度働いてくれるかどうか、ですね。
基本的な機能、性能は7400シリーズとほぼ同一ですが、ネットワークや魚探回路が少ないことでコストダウンした結果の価格のようです。
とは言ってもヘディングセンサー内蔵でみちびき対応の外部アンテナQuadSATなど、NMEA0183接続することができるなど、レンタルローボートなどで単体使用で上位モデルを、でも7400シリーズでは機能を持て余すのでもう少し予算重視で、という方にはおすすめかも。

そして2019年モデルとして8400シリーズが発売予定!
従来だとライブスコープ振動子~ブラックボックス~ガーミンGPS魚探、と接続していたのを、ブラックボックスに当たる回路を内蔵、簡易版ライブスコープ振動子を直接接続して使用することができるそうです。
その他従来モデルとしてGPSMAP922/722シリーズがありますが、サイドビューが見ることができないなど機能の制限がありますのでここでは省略します。

今回紹介しましたGPSMAPシリーズですが基本的にはハイエンドクラス=価格も相応なのですが、一部に、おっ!と思わせる現実ラインの価格、仕様の物もありますよね。

とりあえずガーミンGPSMAPハイエンドモデルを試してみたい
相性よさそうなら先々追加でネットワークしたり拡張も考えている
→GPSMAP 7408xsv 239000円税別

レンタルローボートで一台のみスタンドアローンで、でも予算重視
大画面でマップやクイックドローをサクサク動かす基本性能は譲れない
→GPSMAP 1022xsv 239000円税別※振動子サイドマウントポール等OPを合わせても300000円税別

現在のGPS魚探は各社の特徴、を理解して、自分が何をしたいのかを明確にすること、それによってチョイスするブランド、モデルを考える必要があるように思います。
当店もまだ取り扱いをスタートしたばかりのガーミンGPS魚探、まだまだお客様へお話ができるレベルではありませんのでこれから理解を深めていくよう、努力していきますし、正規代理店であるG-FishingさんをはじめとするConected GARMINサポートプロとの連携を深めていき、お客様へ情報をフィードバックできるシステム作りがすでに完成してます。
ガーミンについてはまだまだこれからですが、魚探選びで困ったらどういったことをお求めであるかをご相談頂ければ、これまで扱ってきましたローランス、ハミンバードと合わせてお客様にマッチしたより良い提案をさせて頂きます。

ガーミンに限らず各メーカーのGPS魚探を駆使した「魚探レクチャーガイド」が人気