楽しくて楽しくて仕方ない

販売を開始してから一年ほどになる、ミンコタウルテラ。
エレキの上下架、チルトをモーター駆動による自動化を果たした、全く新しく、そして革新的なエレキ。

しかしながら、革新的な部分がまだ未成熟なことがあるのも、新しいモノのデメリットであるとも言えます。

今回はチルトモーターハウジング内の浸水による動作不良。
一応防水処理されてますが、デザインと機能性の狭間でこういった部分からほころびが出始めます。

当店で販売した物では今回で4台目、同じように浸水してチルト動作に支障が出ました。

4回目なので作業はもう慣れましたが、オーバーホールすることで改善があるのか、パーツ交換まで必要なのか、毎回ドキドキしながら同じ作業をします。
新しくエレキですので、作業中も集中し続けて一心不乱です。

これまで何百台触ってきた普通のエレキと違うワケで、こういう時の集中力と周りが見えなくなる自分が、この仕事に向いてるんだろうな、と思ったりする瞬間です。

今回は幸いなことにチルトモーターハウジング内のオーバーホールで動作改善がありました。
浸水して乳化したグリスをキレイにし、各ギア類に新しくグリスを塗り込んで組み付けします。

たぶんこの作業をしてる人はなかなかいないんだろうと思いますが、メーカーからはこの部分のパーツ類、あまり出てないんですよね。