最近の作業 ミンコタハンドコン編

皆さまお楽しみの修理作業シリーズ。
今回はミンコタハンドコンについて、二台です。

まずはソルトモデルRT40、海水モデルですが、ワカサギシーズンにフル活用されてるとのこと。
動作時に回転音がうるさくなった、とのことでオーバーホールのご依頼です。

なんでだろ~っとモーター部の分解、の前にすぐに問題が。

アーマーチュアコアシャフトの付け根のオイルシールにほっそ~いPEラインがこれでもか!と巻き込んでます。

ワカサギ釣りもそうですが、ソルトでもPEラインを用いるケースが多く、その上ボートからバーチカルに仕掛けを投入することが多いことから、エレキのプロップにラインを巻き込むケースは少なくありません。

ユーザー自身で行える整備、点検の基本が、プロップを外してラインやゴミ取りを行うということ、これだけはみなさん守ってくださいね。

そして今回の回転異音、振動の原因として考えられるのがこちらのブラシの磨耗。

ブラシが短くなることで、コミュテータへの当たりが弱くなる、そしてブラシ、コミュテータ間のスパークが異常燃焼を起こしコミュテータ表面が荒れる、音と振動を出す、というお約束の構図です。

写真までブラシが短くなってるのはまあまあレアケースですが、モーター部をオーバーホールしないと、わからないですね。

お次はトラキシス55無段階変速モデル。
変速不良で修理のご依頼ですが、残念なことにコントロール基板の回路不良が原因と判断。

コントロール基板ASSYでの交換修理となりましたが、こんなパーツも当店では通常在庫パーツですので、在庫があれはすぐに作業対応が可能です。

多くのボート店がエレキのパーツ在庫を満足に持っておらず、メーカー任せで在庫がなければ何週間、数ヶ月もお待たせになりますが、当店はこんなバカげたことを無くそうと日々努力し、お客様が困ることのないような営業を目標にしておりますよ。