今日の作業 ミンコタ配線焼損

エレキの動作スピードが極端に遅い、とのことで修理預かりとなりました、マクサム55

いつものヘッド部内の電源ライン焼損による通電不良か、モーター内への浸水か、どっちかなぁ?と思ってたらどちらもそんな原因になるような感じじゃない

お客さんの仰る動作不具合はすぐに再現できたので、ここから本領発揮!でいろいろ原因となる部分を探ってると

モーター内は浸水もなくキレイ
しかし、なぜか開けた瞬間にわずかに白煙が上がったのを見逃しません

ブラシへつながる電源ラインも焼損はなさそうに見えたのですが、白煙が気になったのでよ~くチェックしてみると

やっぱり被覆が焼損して、中の銅線がプラマイショートしてました
普通、こんなとこ焼損なんてしないですし初めてこんなとこが焼損してるのを見ましたが、焼損した原因も分かりましたので、次に生かせる仕事となりました

ちなみに当ブログで再三紹介されますミンコタの配線焼損、本当に多いんですがこれは構造上の問題と、使われてる部材が悪いことに原因があります

当店で作業後は、その辺りを繰り返すようなことがないように、ダメな部材からそうではない部材を適切に用いて作業しますので、基本的には当店の作業後に同じトラブルに見舞われるようなことはありません

なんだかミンコタの悪口ブログのようになっちゃってますが、ミンコタにも良いところはちゃんとあります

今回のエレキ、12Vがプラマイショートしてる状態にもかかわらず、コントロール基板か壊れてませんでした
同じことがモーターガイドで起きたら、一瞬でSEモジュールが焼けてるはず

ミンコタのコントロール基板は強いですね
年間通してモーターガイドのSEモジュールとミンコタのコントロール基板の交換比率は50対1くらいに圧倒的にモーターガイドの方が多いです